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日本でも古くから利用されていた漆喰(しっくい)の外壁
2018/8/29
※掲載中の画像はイメージです。
外壁材として用いられる漆喰(しっくい)は昔から瓦などの接着や壁の上塗りなどに使用されてきた、伝統ある建材のひとつです。
漆喰の歴史・種類
漆喰の歴史について
漆喰の歴史はとても古く、約12000年前に存在したとされるメソポタミア文明の遺跡からも、漆喰が発掘されています。
日本では、お城やお寺などでよく見かけますが、石灰が使用された原始的な漆喰ですと、約4000年前(縄文時代後期)の遺跡から発見されたものが国内最古といわれています。
漆喰の種類について
漆喰は、主に、消石灰と呼ばれる水酸化カルシウムを主成分としています。
日本国内でみられる漆喰は、大きく分けて、5種類に分類されます。
1、本漆喰
海藻(フノリ)に、麻の繊維(麻スサ)や塩焼き消石灰を混合して作られたもの。
2、土佐漆喰
3ヵ月以上発酵させたワラと、塩焼き消石灰、水を混ぜ合わせ熟成させたもの。
のりを混ぜないかわりに、発酵させたワラがのりの代わりとなります。
乾燥が終わったあとの色は他の漆喰にくらべ黄色寄りになる。
3、既調合漆喰(きちょうごうしっくい)
塩焼き消石灰、炭酸カルシウム、麻の繊維、海藻のり、無機質骨材、有機質添加剤などを製造工場において調合・加工した、粉末状またはクリーム(練り物)状の製品。
4、琉球漆喰
ワラや水、生石灰を混ぜ合わせ、生石灰に消化加熱反応を起こし、熟成させたもの。
生石灰は石灰石を高温で熱して分解したもので、消石灰と区別するために「せいせっかい」、「きせっかい」、「なませっかい」と呼ばれています。生石灰に水を加えると激しく発熱した後、消石灰ができます。
5、漆喰関連商品
漆喰の機能をもつ塗料や、海外の消石灰が配合された建材などのこと。
現時点では既調合漆喰と漆喰関連商品との区別をする規定はありません。
以上の5種類以外にも、地域によって特徴のある漆喰が存在します。
長い歴史の中、本漆喰は様々な形で派生していきました。

漆喰のメリット・デメリット
漆喰のメリット
昔から外壁に使用されてきた漆喰、お城では土壁を強化する目的もあって使用されていました。
現代では、漆喰はその独特な質感が好まれて使用されているケースも見受けられます。
漆喰の外壁建材としての代表的なメリットとしてその耐久性があげられます。
その他にも、防火性の高さや、ビニールクロスのように静電気を帯電しないので、ホコリがつきにくい素材であることも注目できるメリットです。また、漆喰を塗る厚さにもよりますが、防音効果を期待して漆喰を選ばれる人もいます。最近では、漆喰がシックハウスの原因物質とされる、ホルムアルデヒドの分解や吸収に役立つことでも、注目されています。
漆喰のデメリット
漆喰にもやはりデメリットは存在します。
その一つとして、「傷がつきやすい」という点があります。漆喰は、硬度のある石灰岩と同じようなものなので、引っかくような外部から金属などで強くこすってしまった場合は、表面が削られてしまいます。また施工の際には、下塗りをしっかり乾かす必要があるため、工期が長くなることもデメリットの一つといえるでしょう。
メンテナンスが漆喰の耐久年数をきめる
漆喰の100年もつと言われるほど、耐久性の高い建材です。その耐久性の高さもあり、歴史ある建造物にも漆喰は多用されてきました。
しかし、その耐久性はきちんとしたメンテナンスが施されていてこそ維持されます。
汚れなどは消しゴムで消したり、サンドペーパーを使って薄く削ったりすることは可能ですがその作業の際に漆喰を削りすぎないように注意が必要です。
また、漆喰はアルカリ性ですので、液体よごれを洗剤で落とすときは酸性の洗剤は避けましょう。
引っかきキズなどを放っておくと、そこから漆喰の剥がれが広がります。定期的な点検や補修をすることで、長期でその耐久性を維持することが可能になります。

まとめ
漆喰は、昔から優れた外壁建材として用いられてきました。今回はその漆喰の一部分をご紹介しました。
デザイン次第で、和風にも洋風にも合わせられるだけでなく、ホルムアルデヒドの分解など、機能性の面でも、現代の住宅に取り入れる価値のある建材だと思われます。外壁塗装の際には、選択肢の一つとして、漆喰を検討してみるのも良いのではないでしょうか?



